ハンドベルは17世紀後半のイギリス発祥とされています。
作られた理由は諸説あるのですが、キリスト教の教会の上には、タワーベルと呼ばれる大きな鐘があります。
当時の人々にとって、教会の鐘の音は時報としての役割の他にも、冠婚葬祭の儀式に使用されたり、非常時を告げる警鐘としての機能を担ったりと、日々の生活に欠かせないものでした。そのため、鐘を鳴らす人達は、目的に応じて異なる音色を正確に奏でる必要がありましたが、練習のたびに教会の鐘の音を街中に響き渡らせるわけにいきませんでした。そこで、実際に教会の鐘を鳴らすことなく練習ができるようにと考案されたのが、ハンドベルです。
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